Raspberry PiでPython3を使う
仕事でPython3系を使うことになり、趣味で使っているRaspberry PiでもPython3が使いたいので、インストールしました。
環境
Raspberry Pi2 Model B + raspbian
$ cat /etc/debian_version 8.0
インストール手順
インストール手順といっても最新のソースを持ってきてMakeしてインストールするだけです。
$ cd /usr/local/src/ $ sudo wget https://www.python.org/ftp/python/3.5.2/Python-3.5.2.tgz $ sudo tar xzvf Python-3.5.2.tgz $ cd Python-3.5.2/ # ソースを落としてきます。/usr/local/src/で作業するとsudoが必要なので、 # 気になる方は/home/の下で作業するといいです。 # その場合はsudoは不要です。 $ ./configure # デフォルトでは/usr/local/bin/にインストールされるので、 # 場所を変えたい場合はprefixオプションを付けます。 # 私は趣味なので気にせずデフォルトです。 # ./configure --prefix=/your/python/install/path $ make # スペックの問題でかなり時間がかかるので、気長に待ちます。私は10分以上かかりました。 $ sudo make install # prefixオプションでroot権限が不要な場所を指定しているのならsudoは不要です。
pipもインストール
最近のPythonはpipも一緒にインストールしてくれるはずなのですが・・・。
Ignoring ensurepip failure: pip 8.1.1 requires SSL/TLS
はい、ごめんなさい。 OpenSSLをインストールして、改めてpipをインストール。
$ sudo apt-get install libssl-dev $ sudo make install
動作確認
$ python -V Python 2.7.9 $ pip -V pip 1.5.6 from /usr/lib/python2.7/dist-packages (python 2.7) $ python3 -V Python 3.5.2 $ pip3 -V pip 8.1.1 from /usr/local/lib/python3.5/site-packages (python 3.5)
Pythonもpipも問題なくインストールできました。 仕事も趣味も3系に揃えられて、仕様の違いに悩まされずに済みそうです。